小上がりの和室

我が家はリビングの延長上に小上がりの和室を設けました。和室に高さを設けた理由は、LDKが洋風デザインだからです。普段は建具を開け放ち和室まで視線が繋がるようにしています。洋風空間と和室と異なる異空間が隣接しても互いの空間に違和感を与えないように、床に高低差を付けることで空間にメリハリを出したのです。中途半端な段差では足をつまづきやすくしてしまうので、腰掛にいい高さを確保しました。

家事の合間にちょっと腰を下ろすには最適ですし、そのままゴロンと横になって休憩ができ居心地がいいです。ゆったりと休憩しても高さがあることで立ちあがりがスムーズに行えるので家事もとりかかりやすいのです。畳の下に生まれたデッドスペースには引き出し収納を設けることもできました。和室で使用する座布団や子どものお昼寝用寝具、おもちゃなどたくさん物を収納できています。

そして、この高さを活かして和室の中央部分を掘り込み、冬は掘りコタツとして利用できるようにしました。この和室は我々の両親世代にも非常に人気です。足をゆったりと伸ばしてコタツでくつろぐことができます。高齢になるにつれ足腰が弱ってくるだけに体に負担なく、過ごし慣れた和室を満喫でき、スムーズな立ち上がりが確保できる和室は老若男女問わず過ごしやすいのです。冬はここでお鍋をして家族団らんの場としても大活躍しています。和室に高さを設けたことで得られた魅力が多いだけに、小上がりの和室はとてもおススメです。

収納プロが選ぶ片付くアイテム

収納グッズは様々あり、失敗する事もあります。収納プロが使うアイテムを参考にしてみましょう。

プラケース
サイズ、形状、色が違い、透明、半透明、メッシュ、フタ付き、持ち手付きなどの種類があります。キッチンで使われる事が多く、戸棚やオープンラック、引き出しの中、冷蔵庫の中など、広範囲に活用できます。まずは、使いたい収納場所の寸法を測りましょう。

引き出しケース
クローゼットには必ず引き出しがあり、小さなものから、ニットやパンツなど、たためるものは何でも立ててしまう縦収納で入れています。その他に、押し入れや廊下の収納、リビングボード、洗面台など、棚収納と組み合わせて使っています。衣類用には大きいサイズ、書類や文具にはA4サイズ、化粧品などの小物にはCDケースくらいの大きさで、積むなど、組み合わせのできるものを選びましょう。

仕切りケース
使い方には、プロならではのこだわりがあり、どんな分類にしたら使いやすいか、引き出しの中をいくつに仕切るか、仕切りの大きさは大中小のどの組み合わせにするか、など条件を一つ一つクリアして、計算しています。しかしそこまでこだわりを持たなくても、いくつか仕切るだけで十分に使いやすくはなります。

書類ボックス
A4の書類ボックスは、フライパン、鍋のフタ、まな板などを入れます。積み重ねるよりしまえる数は減りますが、必要な数に絞り込むきっかけになります。布や木のものはリビングのオープン棚では、見栄えが良くなります。

ナチュラル感があるカゴ
カゴの素材感がインテリアに馴染みやすく、魅力的です。北欧の白樺のカゴなど高価な物は室内で使いますが、戸棚や引き出しの中で使うカゴなら、実用性で選びます。

階段下にトイレ

階段下に生まれるデッドスペースをどのように活用させていますか。階段をどこに設けるか、どのような種類の階段にするかで最適なデッドスペースの活用法も変わってきます。

我が家はリビング内に廻り階段を設けました。この階段の下にトイレを設けました。便器を設置している一部分の天井が低く、階段下ということで特殊な形状をしています。しかし、用を足すには全く問題ありませんし、一部分の天井が通常の天井の高さよりも低いですが全く狭さや圧迫感を感じません。窓から明るさをしっかりと確保できていることと、クロスやクッションフロアのデザインを明るく、爽やかなものを選択したことが良かったのです。

階段の上り初めから途中までの階段下のデッドスペースをトイレ収納として利用しています。トイレ収納としては十分すぎる広さを確保できたため、トイレットペーパーやサニタリー用品、子ども用便座、手拭きタオルなどトイレ内で必要な物をしっかりとここに収納することができています。特売日にトイレットペーパーを買い込んでもここにスッポリと収められるので助かっています。

トイレをスッキリとした印象にするためにタンクレスを採用しました。タンクレスにすることでトイレ内に手洗いスペースを設けています。正面には鏡を設けてミニ洗面台を設けています。住宅のテイストと合わせたデザインの蛇口や洗面ボウルを設置し、全体の統一感を高めました。家族が利用しやすいのはもちろん、お客様が利用しやすく、オシャレなトイレとなっています。階段下を余すとこなく上手に活用できたことで住宅全体の満足度に繋がっています。

ヒートショックを防ごう

暖かいところから寒いところに入ると、急に血圧が高くなり、ショック症状を起こすことがあります。それがヒートショックと呼ばれるものです。このヒートショックで年間17000人の人が亡くなっていると言われており、浴室での高齢者の事故を防ぐためには浴室を寒くしないということが大切です。

そこで浴室に、浴室換気暖房乾燥機を設置して、ヒートショック対策を行う家庭も少なくありません。この予備暖房機能を使用すれば、冬の一番風呂でもヒヤッとした印象がなく、ポカポカな浴室が広がるのです。天井に取り付けるタイプが主流で、見た目もスッキリなので圧迫感を与えません。

そして、浴室全体の暖かさを確保できるようにしておきましょう。昔のコンクリートにタイル張りの浴室は、冬は凍えるような寒さでした。今のユニットバスは、浴室全体を断熱材ですっぽり覆う構造にすることも可能で、断熱材を壁、天井、床と全体に張り巡らすことで魔法瓶のように熱の出入りを防ぐことができるのです。特に熱が逃げやすい窓の部分には特殊なガラスを取り入れ、暖かさを逃さないようにするといいのです。

浴槽の保温力というのも大事です。家庭によっては入浴時間がまちまちなことおあります。全員が入浴を終えるまでに浴槽のお湯が冷めてしまうということもあったと思います。今は、床下の冷たい空気を遮断するとともに、浴槽全体を断熱材で覆い、お湯の温度が下がりにくくなっています。断熱材が入ったふたも併せて利用すれば温かいお湯を保てるのです。暖かな浴室にして、ヒートショックの恐れを軽減でき、安心して入浴できるようにしましょう。

広く見える間取り

家造りを行うほとんどの人が予算内でできるだけ広々とした住まいを希望することと思います。予算を抑えるためには建物をできるだけコンパクトにするのが一番早いのですが、自分の居場所となる書斎スペースが欲しい!やママのワークスペースが欲しい!など希望するだけに家造りは頭を悩ませることが多いのです。

建物が小さくても工夫次第でゆったりとした空間が広がりますし、憧れの空間を手に入れることができるのです。まず、廊下スペースをなるべくつくらないようにします。廊下はデッドスペースとして考えられるようになってきています。廊下を無くすことで各空間を広々と確保でき、スペースを有効的に利用できます。そこにママのワークスペースを設けたり、書斎スペースを設けることができるようになるのです。

そして最近では和室を設ける場合、LDKと一体化した和室が設けられることが多いです。普段は建具を開け放っておけばリビングとの一体感が高まり、広さや開放感を感じられます。建具で仕切れば一つの部屋としても利用でき便利な和室となるのです。また、視界を遮る壁はできるだけ設けないようにして、空間の繋がりを大事にします。視線を抜けさせつつも間仕切りの役目を果たしてくれる壁を取り入れ、空間のメリハリをしっかりと確保することも忘れてはいけません。

そして壁厚を利用してニッチを設けて収納スペースを確保し収納不足を解消させることも可能になります。予算内で最高の住まいを完成させるには工夫が必要なのです。

二階ホールに壁面収納

我が家は階段を上がった先の二階ホールの壁に壁面収納を設けました。二階ホールは6帖ほどの広さがあり、ホールと言えども一つの部屋のような空間が広がっています。このホールは一階のリビングの一部分を吹き抜けにしており、その吹き抜け部分に面して設けられているため、二階ホールで過ごしていても一階で過ごす家族との一体感が得られるというのが大きな魅力の一つです。

壁面収納を設けたことで、ここに子ども達のおもちゃや絵本、そしてたくさんあるアルバムを整理しています。主人の趣味の漫画本も多く、漫画もここに整理することができており、ミニライブラリーのような空間が広がっているのです。子ども達のおもちゃを二階ホールで管理するようになり、一階のリビングにおもちゃが散らかりにくく、生活感を感じさせにくくなりました。

急なお客様でも対応がしやすいのです。また、壁面収納の前には遊ぶスペースが十分にあるため、二階ホールをキッズスペースとして子ども達も思い切りおもちゃを広げて遊ぶことができます。自分で出したおもちゃを自分で片付ける習慣が身に付いていきました。アルバムを広げて家族みんなで思い出に浸ることもありますし、主人はここに寝そべって漫画を読んだりと多目的に使用することができています。

ここにはカウンターも造りつけています。子ども達が成長すればスタディーコーナーとして利用させてもいいなと思っています。後ろの壁面収納にしっかりと教材も収納できるので勉強しやすい環境なのです。この壁面収納の収納力が高いことで収納への満足度も高まっています。

キッチンが暮らしの中心に

間仕切りなどで閉じられたキッチンではなく、リビングやダイニングと一体化したオープンなキッチンが人気となっています。オープンなキッチンにすることで誰でも作業が手伝いやすく、家族だけでなく、友人を招いたホームパーティーの際もキッチンを中心に楽しい空間が広がります。

オープンキッチンといっても形はさまざまです。I型と呼ばれるタイプのキッチンをリビングに向かって配置する対面型タイプや部屋の中央に島のようにキッチンを配置するアイランド型など色々な形があるのです。今まではリビングに背を向けていたのが、家族と向き合う形になることで、家族と顔を合わせてコミュニケーションを増やすことができますし、キッチンで家事をするママも孤独感を感じることなく、家事を楽しみながら行えるようになるのです。

このようなメリットがある一方で、キッチンに鍋や食器、食材などが乱雑に置かれた様子がリビングからも丸見えになってしまうというデメリットもあります。他には、調理する時の臭いや煙、食器を洗う時の水音がうるさいなどのデメリットもあるのです。これらのデメリットを解消するように、臭いの吸収力や水音が気にならないような加工を施したシンクなども登場しています。

乱雑に置かれた様子が丸見えになってしまうのは、こまめに片付けを行うように気を付けるか、気になる人は、腰壁を設けて手元部分をしっかりと隠せるようにするといいのです。キッチンがリビングやダイニングとの一体感を高めることで、キッチンが暮らしの中心的存在になり、キッチンを通してのコミュニケーションをより大事にできるようになるのです。

二つの玄関

我が家は玄関の動線を二つに分けました。メインのお客様用とその隣の家族用の玄関と動線を分けることで、メインのお客様用の玄関を常に美しく、スッキリとした空間が広がりやすくなります。家族用の玄関部分には収納力に充実したシューズクロークを設けて、靴やものがしっかりと片づけられるようにしてくのです。

玄関には脱ぎっぱなしの靴はもちろん、屋外で使用した子どものおもちゃや部活用品、旦那さんのゴルフ用品や子どもが小さい家庭では三輪車やベビーカーなどが玄関隅に置きっぱなしになっていることも多いです。靴やもので溢れた玄関は生活感を感じさせ、住まいの第一印象を台無しにしてしまいます。そこで我が家はシューズクロークの収納力をアップさせ、同時に土間収納スペースもしっかり確保しました。

天井いっぱいに広がる造り付けの可動オープン棚には、家族の靴を大容量に収納しておくことができるだけでなく、外用おもちゃや工具、洗車用品など棚に整理しておけるようにしておくのです。土間収納スペースには大きさのあるベビーカーや三輪車、ゴルフ用品などをサッと片づけられるようにしておきます。土間収納スペースがあると屋外で使用して汚れていてもそのまま片づけられるため便利なのです。

このようにシューズクロークの収納力をアップさせ、靴やものを片付けると同時に室内へとスムーズな動線が得られることで、メインの玄関に靴やものが散らかる機会が格段に減るのです。行き止まりのシューズクロークでは、いくら収納力に優れていても、靴やものを片付けて再び玄関部分に戻り室内へ入るため、このワンアクションが面倒と感じがちになってしまい、靴やものを置きっぱなしにしがちなのです。収納力と動線で素敵な玄関を目指しましょう。

子ども部屋造り

住まいを新築する時、家族が集まり、くつろぐことができるLDKに関心が集まりがちです。しかし、子ども達にとっては、自分たちのプライベートルームをどんなにしたいかに関心が集中します。子どもといっても、0才から18才までの範囲で、成長過程にありますから、案外、これが正解という部屋はないように思います。

子ども達が幼い時は、親の目の届く範囲で生活しますから、物置部屋になりますし、小学校の中学年くらいまでは、プレイルームや寝室の役目が大きいです。これが、中学生になると、勉強部屋と寝室になり、年齢が高くなっていくにつれ、滞在時間が長くなっていきます。

私の友人が住まいを新築したのは、長男が2才で、第2子を妊娠中でした。子どもたちは、まだまだ、親のそばで過ごすことが多いので、子ども部屋といっても、物置状態でした。実際に、子ども部屋をどのようにするかというのは、具体的に決まっていなかったせいもあって、照明についても、あまり真剣に考えませんでした。子ども達が幼いと、なかなか、将来のプライベートルームの姿が想像しにくいため、取りあえず、照明を付けるという感じになりました。

しかし、照明というのは、案外、設計の早い時期に、配線を考え、実際に内装をする前に、配線工事をします。もっと、子ども部屋の将来を考えて、照明プランを練っておけばよかったと反省したそうです。例えば、子ども達の年齢差や性別などにより。将来的にワンルームを間仕切りして、2部屋にする可能性もあります。

彼女の住まいの場合、実際に、第2子が女の子ということなので、現在、12畳程度のワンルームにしていますが、ドアを2つつけています。長男が中学へ進学する頃には、間仕切壁を設置して、2部屋にする予定なのですが、照明は、部屋の中央部に、シーリングライト1つをつけています。将来の間取りと照明プランが矛盾してしまったと反省しています。

造り付け家具

テレビ台や食器棚、本棚にクローゼットなど生活をしていく上で必要な家具を、新築やリフォーム時にオーダーメイドで作りこむ人が増えています。これを造り付け家具というのですが、我が家の新居にも部分的に造り付け家具を取り入れました。我が家は、リビングのテレビ台などと壁面収納とを一体化させた造り付け家具にしました。リビングには物が散らかりやすいので収納スペースを充実させたことと、部分的にオープンシェルフにして見せる収納を取り入れ、インテリア性を高めたのです。

このように造り付け家具の魅力は、自分好みの家具に仕上げられることです。使用する素材や色味、収納量など全てカスタマイズできることで、家具の使いやすさは高まりますし、家具への愛着も増すため家具を大事に使おうという心掛けにも繋がるのです。造り付け家具の魅力はそれだけではありません。建物の空間に合わせて特注するため、その場所でピッタリのサイズでおさめることができることです。空間にまとまりが生まれますし、スッキリと統一感のある印象を与えてくれるのです。

また、耐震性にも優れているのです。壁に家具を固定させた造りにするなど、突っ張り棒や金具などで固定をせずに、家具の倒壊などを防止することができます。日本は地震大国でもあるので、造り付け家具にすることで住宅内の安全性を高めることにも繋がるのです。
これらの魅力がある一方で、近年海外で生産された既製品家具が割安で多く出回っています。これらの家具の価格に比べると、造り付け家具はオーダー次第ではかなり高額になってしまう場合もあります。予算に合わせて家具を取り入れるのもいいと思います。